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読書について。

最後の話が怖い『恐怖のお持ち帰り2 /福谷修』ネタバレ感想

kindleunlimitedから。
さらっと暇つぶしに読む感じの話だな〜と思って、とくに記録しとこうと思うとこはなかったんだけど、最後の話が怖かったので。
ていうかこの本は怖いとかよりも倫理的人道的にちょっとどうなの、と思う話が多くてちょっと嫌な気持ちになることも多かったから、本当に最後の話でゾッとしなかったらむしろ残したくない部類の本でしたね!
とくに献体を冒涜しまくるあたりが酷すぎる。そりゃ怒ります。けど、芸人さんもかわいそう。

二十六 雑木林のお堂

最後のお話。この話が怖かったです。
なんせこの女の子に感情移入してしまってたので。
爽やかに自分がやりたいこと見つけて、ああよかったな、って思ってからの、コレ。
多分この話単体で読んでたらそんなにゾッとしなかったんだろうけど、途中途中のうんざりするような話で食傷気味だったから、爽やか感に飛びついてしまったんですね。
それで奈落に突き落とされた感がずしんと来てしまった。
狙った構成なんでしょうか。後味悪!


恐怖のお持ち帰り2 (TO文庫)

恐怖のお持ち帰り2 (TO文庫)