ひのひかりゆらゆら

読書について。

小説

政治に興味が持てる本『総理にされた男/中山七里』ネタバレ感想

kindleunlimitedから。 売れない役者が総理大臣の代役をさせられる話。 ずいぶんご都合主義な展開だな! と思ったけど、内容は面白かった。 恥ずかしながら私は政治経済全く詳しくなくて、就活中も現在のドル円を答えられなかった苦い記憶がある。 ちなみに…

最後の話が怖い『恐怖のお持ち帰り2 /福谷修』ネタバレ感想

kindleunlimitedから。 さらっと暇つぶしに読む感じの話だな〜と思って、とくに記録しとこうと思うとこはなかったんだけど、最後の話が怖かったので。 ていうかこの本は怖いとかよりも倫理的人道的にちょっとどうなの、と思う話が多くてちょっと嫌な気持ちに…

人柄が伝わってくるような文章『実話コレクション 忌怪談 /小田イ輔』ネタバレ感想

kindle unlimited対象になっていたので読みました。 kindle unlimitedはこういう系の本が割と充実してる印象。ベストセラー系の小説はほっとんどないけど……。 面白かったです! 読んでて安心感がありました。というのも、著者の小田さんが真摯に一つ一つの話…

安定して面白い短編集『赫眼(あかまなこ)/三津田信三』ネタバレ感想

三津田信三さんの短編集です。わりと話の流れはネットの怖い話でよくある感じのオーソドックスなやつでした。 あんまりインパクトみたいなものはなかったです。でも安定して面白く読めます。 ガレージに憑く幽霊 これぞっとしました。劇中劇のような感じで、…

「にゅう」コワッ…『厭魅の如き憑くもの 刀城言耶/三津田信三』ネタバレ感想

めっちゃ昔の人出て来る 菅江真澄に貝原益軒。大学受験の日本史Bで必死に覚えた名前がさらっと物語に出て来る。 実家の日本史のテキストを見返したくなりますね。日本史めちゃめちゃ苦手だったんですよね。 受験時代のテキストを引っ張り出して復習したとこ…

「うすらこわい」が絶望に変わる『凶宅/三津田信三』ネタバレ感想

時々(しょっちゅう)、無性にホラーが読みたくなります。 前から気になっていた『凶宅』を読みました。 レビューを読んで、あんまり怖くないのかな〜? と思ってたら、とっても怖くて面白かったです。 ちょっと油断してたけどめちゃめちゃ怖かったよ! 得体…